いよいよ、本命の冬人参、千葉は加瀬さんの人参が入荷してきました。
もちろん、土物作りの達人です。
価格の安さで人気の北海道藤田さんの人参Bもあります。
今年はかなりお世話になりました長野のらくらさんの人参。
ちなみに全て完全無農薬栽培。
左から加瀬さんさん、真ん中のらくらさん、右からが藤田さん。
藤田さんの人参はB品を選んでいるので、形だけでなく大きさにもばらつきがあります。
では食べ比べ。
公平を期すため、同じサイズのものを選びました。
まず藤田さん。
うん、甘い!
すでに収穫が終わり貯蔵してあるせいもあると思いますが、かなり糖度が高いです。
甘さが一番に感じる人参です。
次にのらくらさん。
うん?
これは食べる順番を間違えたかも。
特に甘みの強い藤田さんの後に食べたせいか、人参の甘さがあまり感じられません。
最後は加瀬さん。
おおっ!
これは新物らしく、まず香りです。
人参の香りがプンプンします。
さすが、加瀬さんらしい人参です。
では、加熱して食べてみましょう。
あっ、そうそう、「人参って生で食べられるんですか?」ってお客様がたまにいらっしゃいますが、もちろん食べられます。
それから、「皮って剥かないんですか?」なんて方もいらっしゃいますが、はい、剥いたらもったいないし、まず剥く必要性がないです。
では、試食です。
藤田さんの甘さ、加瀬さんの香りがさらに強くなったように感じます。
のらくらさんの人参は、やや特徴に乏しい、良く言えばクセがない。
比べるとやや劣る印象のあるのらくらさんですが、十分に美味しいはずです。
対戦相手は泣く子も黙る土物作りの達人と職人ですから、相手が悪かったかもしれません。
人参の入荷情報
来週月曜日は篠崎さんの人参Sが入荷します。
今回は全て洗い人参での入荷です。
のらくらさんは今シーズン洗浄機を購入したようですし、藤田さんも以前は泥付きで見た目に劣る人参でした。
どうもこの業界は「泥付きの方が美味しい」との誤った認識を持っている消費者が多いようですが、まったく関係ないです。
単なるイメージです。
むしろ洗った方のメリットがはるかに大きいです。
農家さんに聞くと、泥付きで出してほしいと言うお店さんは今は少ないそうです。
ただ、洗いたくても洗えない事情がある農家さんも多いですし、個人の農家さんで洗って出してくれるって、本当に大変なことでもあります。
長野の柴本さんも、僕が前から洗え洗えと言うものだから、かぶも洗って出してくれるようになりました。
聞くと夜中まで冷たい水でゴシゴシ手洗いして洗っているそうです。
石井さんのほうれん草だって、根っこ回りに泥など付いていません。
どういうことかお分かりですね。
洗いは希望するけど、洗ってあって当たり前と思ってほしくないという一面もあります。
ちなみに、今日はスタッフうっちーに食べ比べに参加してもらいました。
「あっ、これ加瀬さんですね。こっちは藤田さんで、これはのらくらさん」
全部正解!
迷わず全て言い当てました。
絹子のかぶの時もそうでしたが、僅かな味の違いが分かるうちのスタッフは二人共すごい!
特売情報
9日(土)10日(日)、長ねぎ徳用398円、みかん徳用780円。