栗の収穫と言えば、楽しい栗拾いを想像するでしょうが、僕らの場合それは違います。
斉藤さんの林。
まさに、原生林の中での蚊と暑さと腰痛との戦いです。
ほぼ手つかずの林、何十年も積み重なった枯れ葉が豊かな土を作り、自然と美味しい作物ができます。
表示は無農薬栽培になりますが、そんなレベルの話ではなくて、ここは自然そのものなんです。
収穫は大変だけど、そんなところで収穫させてもらえる喜びはあります。
栗に限らず、普通の農家さんがこんな非効率なことをしていたら仕事になりません。
そのために何をするのか考えれば、その差も結果も明らか。
今年は栗が少なかったですが、今日はいい感じの栗が収穫できました。
丸々太って、すごくいい栗です。
「こいつはいいよな。だいぶ大きいのが揃ってきたし、はじくのがほとんどないよな」
「はい、すごくいい栗ですね」
「これなんかいいだろ。粒が太ってるよな」
「はい」
ちなみに今回はほぼ利平栗。
小さいのから大粒の特選までサイズ別で選んでいただけます。
さて、お楽しみは大汗をかいた後のコーヒー牛乳。
「美味しい!これを楽しみに収穫がんばってます」
と本日同行のスタッフ絹子。
「そうか、ご苦労さん」と斉藤さん。
フレスコでも人気の東毛さんの牛乳なので最高に美味しいです。
ちなみに、かつてこの正しい牛乳を作り上げた故小寺さん(女性)と斉藤さんはお友だちだったそうです。
「あれ、胡麻もう何かやるんですか?」
「乾かしてるだけだ」
「もっと十分に乾燥させないと」
「ホントだ。まだ開いてないのがある」
こんな様子を見られるのも貴重な体験です。
毎週、ありがとうございます。