雨の中で栗の収穫をしました。
収穫後、斉藤さんに見てもらいたいと思って持ってきました。
先日店で選別した胡麻。
「こんな感じなんですけど。まだ木のカス?みたいのと、黒いのとか」
「これで何本分だ?」
「3本です」
「そうだなあ…。今年は、しいなが多いんだよなあ」
「しいな?ですか?」
(後で調べたら漢字で粃と書きます)
「粃、と言っても分からないか。実が入らないんだよな。受粉の時期に雨が多くて、うまく受粉できなかったんだろうなあ」
「これ、どうすればいいですか?この黒いのも胡麻なんですよね」
「だから、これが粃だって言ってんだろ。実が入ってないだろ」
「あっ、これがそうなんですか」
「水を入れて、軽いのをザルですくって」
「一応、やった結果がこれで…」
「水に入れてもすぐにやらないと軽いのも水吸って沈むからな。いいのだけを天気のいい日に干して」
(反省点…水に付けて結構時間経ってました。雨の日にやりました。扇風機で乾かしました)
「昔から、照り胡麻に降り小豆と言って」
「テリ胡麻?フリ胡麻…、あっフリって雨の降りですか?」
「胡麻は日照りに強くて、小豆は雨に強い。そうやってことわざで覚えたんだけど、今の人は知らないだろうな。うの花が咲く頃に胡麻を撒くとかな」
「うの花って温泉の…」
「花だろ。知らないか」
「はい…。そういう花があるんですね」
「ちゃんと覚えておかないとダメだぞ。何のためにここに来てるんだ。遊びに来てるんじゃないんだぞ」
「はい…」
しっかりメモをするスタッフ絹子でした。
叱られつつも、色んなことを教えてくれます。
毎週が学び。
ありがたいです。