僕がバイクでツーリングで出かける時は常に兼仕事です。
いつも行く長野は中央から北の方ですが、今回は長野の南の方です。
訪れたのは果物農園の宮沢さん。
最初に奥様が近くのりんご畑を案内してくれました。
畑を見た瞬間「いい!」と直感しました。
この雑草。
「いいですねえ!この土、この草!このりんご、絶対美味しいですよね」
「除草剤も化学肥料も使わないから、草だらけでねえ」
雑草の種類は分かりませんが、西館さんの畑にワサワサ生えていた草と非常に似ています。
その後「お客さん来てるよ。今どこ?来られる?」と電話でご主人を呼んでくれました。
「せっかく来たんだから、少し案内しようか」
「よろしくお願いします」
まずは堆肥置き場から。
「うちの堆肥はりんごの木を選定して出た枝を一度炭にしてから堆肥に混ぜてます」
「手間かかりますねえ」
「手間はかかるけど、土にもいいし環境にもいい。循環だな」
「うちは特別栽培でやってます。こうしてりんごを回して色付きにムラがないように。葉取らずって売りにしている人もいるけど、葉っぱ全部取るわけじゃないからねえ」
いくつかの畑を見せてもらい、これはぐんま名月。
「食べてみて」
「ん!美味しい!味濃いですねえ〜!」
「場所がら日照時間が長くて寒暖差があるから、甘みがあって酸味もある味が濃い味になるかな」
その後も車で周辺の畑を案内してくれました。
りんご、洋梨、和梨、ブルーベリー、栗等々。
あちこちに点在している多くの畑、かなり手広くされています。
「この畑は人のだけど、木が伐採されて。やめちゃう人が多いんだよね。高齢化もあるし儲からないし」
「うーん…。僕も青森で目にしてきましたけど、これは辛いですよねえ」
「こうした畑を使ってくれって頼まれてね。それで大きくなっちゃって」
「すごい規模ですね」
「大きくなったからって売上が上がるわけじゃないし、奥さんや息子にはこれ以上増やさないでくれって怒られて」
「でしょうね。この規模を管理するのは大変そうです」
続く