「お疲れさまでした!」とビールを飲みながら夕食の支度をしていると、雨がパラパラ。
そして、まさかの強風。
これが凄まじく、まさに嵐。
食材は飛ばされるし、起こした炭も飛び散って危険だし、他の人はテントが折れてしまったようで避難した人も。
「やばいですね〜!どうしましょう」(慌てる小野さん)
「うーん、どうしよう」(悩む僕)
「私、タープ持ってきているんで張りましょうか」(一筋の光)
「いや、この風でタープは危険です」(冷静に)
「もう、終わりですかね」(落胆)
「うーん…。そうだなあ…。タープあるなら風よけ作ってみましょう」(チャレンジ!)
と、色々工夫して、こんなんができました。
小野さんのテントを利用し、後ろをペグでシートを固定し、前にポールを立てて広く屋根を作る。
風向きと角度を考慮して位置を決定。
「どうですか、これで!」
「いや〜、完璧です!」
と喜ぶ2人。
宴会、再開です。
ちょっと狭いけど、ほとんど風来ないし、炭も置いて超暖か〜。
「じゃあ飲みますか」
「ですね♪」
会津の地酒中将。
時間に余裕があった小野さんに頼んで購入しておいてもらった日本酒です。
「美味い酒ですねえ〜。香りもいいし旨味がありますね」
「でしょ。これ、美味いんですよ」
こちらも小野さんに頼んで購入しておいてもらった会津の名産、馬刺し。
これが最高!
何でも会津では辛味噌を醤油を付けて食べるそうで、それを知り辛味噌を作ってみたくなったのが例のあれです。
暗くてパッとしませんが、これが絶品!
手作り辛味噌に大徳さんの醤油。
添付してあったタレもよかったけど、こっちの方が断然上。
美味い!
「では焼き物いきましょうか」
小野さんが大好物だというハタハタ。
実は僕もハタハタ大好きです。
頭からバリバリと。
うん、美味しい!
「次は地鶏で」
「親鳥ですから歯ごたえと旨味ありますよ」
味付けはこれ。
夏でも冬でもポケットにはイヤシロソルト。
大活躍です。
「お〜、いいですねえ」
強火で一気に。
すっかり炉端焼きのオヤジになってる小野さん。
「おっ、この黒い炭火感がいいですねえ。本場みたい」
「やっぱりこれですよね。美味い!ブロイラーとは全然違う」
辛味噌もよく合いました。
「野菜も食べましょう。店から持参しました」
「これは美味しそうです」
「本日のお野菜、斉藤さんの原木椎茸、石井さんのししとう、加藤さんの長ねぎでございます」
「最高じゃないですか。どれも美味いけど、椎茸美味っ!」
と、飲み続け食べ続け夜は更けていきました。
苦労の後の幸せ。
楽しかった〜。
朝です。
結構冷えました。
温かい朝食にしましょう。
フレスコ食材大活躍。
ヤマセンさんのトマトジュース、だいずデイズさんのミックスビーンズ、明治屋さんのおさかなウインカー、ムソーさんの野菜のおかげ、藤田さんの玉ねぎ、大内さんの人参。
作り方は全部入れて煮るだけです。
簡単でボリュームあって、そして美味しい。
「うーん、美味しい。それに温まりますね」
「でしょ。これ、キャンプでよく作るんです」
「では僕は夕方までに店に戻らないといけないんで。小野さん今日はどちらに?」
「私も帰ります。夕方までに。6時から老人の集いに出席しないといけないんで」
「えっ?今日帰るんですか!って言うか、帰れます?下道ですよ」
「がんばります」
と言うことで、現地解散。
楽しかったです。
後で「5時45分に着きました」と連絡がありました。
少しずつたくましくなっていく小野さんでした。
続きを読む