今回の泊まりはキャンプ。
かなり山奥のすごい場所にあるキャンプ場で、しかもテントサイトまでが超狭い急坂コーナーという難所。
オーナーさん曰く「ここでこう曲がって切り返して。ゆっくり行ってください。本当に。よくバイクがコケます」と。
そんな場所で、この日は僕一人だけのキャンプです。
町のスーパーで色々あったビールを買っておきました。
まさに北海道から沖縄まで。
その他、芋焼酎も用意。
まずは明るいうちにお刺身をいただきましょう。
町の魚屋さんで買ったお刺身の盛り合わせ。
生わさびは直売所で購入し、醤油は大徳さんの醤油を店から持ってきました。
伊豆らしく金目鯛の炙り。
美味っ!
魚も美味しいし、醤油がまた美味いんだな。
わさびはやっぱり藤井さんのを使いたかったですね。
日が暮れ始め、火をおこし、その他準備も整いました。
では、本格的に夕食です。
ここからはフレスコ素材で攻めてみましょう。
淡味さんのタコの唐揚げ。
こちら冷凍のまま揚げる商品ですが、解凍されたものが使えるか試してみます。
粉が水分と混ざってタコから剥がれている感じです。
油で揚げますが、特に油がはねることはないです。
寺尾さんのレモンを搾って…。
うん、美味しい。
ただ、やはり粉が落ちてしまい、サクサク感にやや欠けます。
2回目は粉の汁?をまとわせて揚げると、上手くいきました。
キャンプで使う場合、この辺は工夫次第かと思われます。
続いて鶏さんの網焼き。
塩はイヤシロソルト。
ポケットサイズでキャンプにも最適ですが、塩が灰色で、暗闇の中では塩がかかっているのか分かりづらいのが欠点かな。
そうそう、このテントサイト、灯りが一切ありません。
鶏を直火で焼いていきます。
鶏さんに添えるのは川津さんの柚子胡椒。
絶対美味いでしょ、これ。
アルミホイルで包んで1時間、炭で焼いた玉ねぎ。
すっごいトロトロ。
鶏も玉ねぎもすげー美味い!
ビール、足りるか?
しかし、野菜が食べたい。
持ってきてよかった大木さんのミニトマト。
実に美味い。
たまにレモンをかじってさっぱり。
山奥の広いキャンプ場に一人。
たまにはこんな夜もいいでしょう。
食べて飲んで思いにふけってみたり。
パチパチと音を立てる熾火を眺めながら、森から聞こえる鹿?の鳴き声。
そして、時折上空を飛び去るジェット機の音。
音楽でも聞くかとウォークマンのスイッチを入れるとスピーカーから流れるは、ジェット機の音と重なる中森明菜の北ウイング。
うーん、いいねえ〜。
海外へ旅立って行った頃の、あの何とも言えない気持ちが蘇りました。
お酒が無くなったところで寝ます。
朝、テントの真上で「ホーホケキョ!」とめちゃくちゃ大きい鳴き声で目を覚ます。
もう朝?
時計を見ると5時前じゃん。
マジかよ、勘弁してよ。
願いも虚しく「ホーホケキョ!ホケキョ!ホケキョ!」と去る様子なし。
日が昇り、テントの中の気温上昇。
暑い…、木陰にテント張ればよかった…。
気づかなかったけど、思いっきり太陽が昇る東側でした。
仕方なく起きます。
先日から新たに品揃えしたオーガニックのレギュラーコーヒー。
色々飲んできたけど、オーガニック系で美味しいコーヒーってまずなかったけど、これは結構いけるんです。
うん、いい香り。
パンだけは外部購入。
焼けばそれなりに美味しい。
人気のお魚ウインナー。
これもキャンプでいけます。
しかし、2本食べてちょっと手を洗いに行ったすきに、最後の1本をカラスに持っていかれました。
無添加のウインナーなんて食ったことないだろ。
さぞかし美味かっただろうに。
ちなみに、このキャンプ場のオーナーさん(多分、僕と同世代)は、かつて海外をバイクで走った経験のある人。
「もう若い頃ですよ」
「僕も同じようなことしてまして。若い頃に」
「また行きたいですね。次は南米に」
「僕は中米までは行ったけど、南米ですか。すごいなあ」
なんて話をしたりして。
「また来てください」
「はい、また来ます」
たまには一人もよし。
とてもいいキャンプでした。