まずは斉藤さんとスタッフ絹子。
「貸した本読んで、さつま芋の勉強してきたか」
「はい、ちゃんと読みました。でも意味が分からないところがあって…。畝(うね)って何ですか?」
「畝が分からないか。それじゃあ話にならないな」
「すいません」
「ここに書いてある赤沢さんの栽培は…」
「はい」
「それから、沖縄100号って品種があって…」
「はい」
(中略)
「だから…」
「え〜!そうなんですか!」
「つまり…」
「あっ!そうですよね!」
(かなり中略)
「さつま芋って奥が深いわ…」
斉藤さんと楽しそうにさつま芋談義をするスタッフ絹子でした。
(そろそろ店に戻らないと…)
それにしても斉藤さん、どんな農産物に対してもすごい知識です。
入荷情報
斉藤さんの菊芋入荷しました。
詳しくは後日。
店に戻ると小松菜が続々と入荷していました。
そうなんです。
小松菜がダブってしまいました。
ならば、どーんと食べ比べはどうだ!
小松菜よりどりセール!
なんて事やってる店はないと思います。
4人の生産者の小松菜を併売するのは初めてだと思います。
たかが小松菜?
いやいや、これが全然違うんですね。
では、本日出勤のスタッフうっちーと食べ比べです。
まず、千葉代表篠崎さん。
年間を通して小松菜を栽培しています。
ちなみに量は約200g。
「小松菜の味わいしっかりあります。でも少しえぐみが残ります」
「確かに。でも普通に美味しいと思うな」
続いては久々に入荷、栃木代表クオンさん。
若いけど優秀な農家さんはベトナム出身です。
量はたっぷりの約300g近く。
「意外と優しい味わいです。茎より葉っぱの方が味わいがあります。少しえぐみが残りますね」
「そうだね。意外と優しいって分かる気がする。300g近くたっぷり入ってるって嬉しいね」
そして、長野からは大内さん。
今品揃えしているミニ大根や人参がすごく美味しいです。
量はほぼ正しく約200g。
「あっ、味濃い!濃いです!でもえぐみは結構あります」
「うん、生だときついかな。でも確かに味は濃いなあ。存在感ある。大内さんらしい」
では、最後に埼玉代表斉藤さん。
言わずと知れた、オヤジの野菜。
量は斉藤さんらしく、ばらつきがありの250g〜350g。
「これ、美味しいです!味が濃いのに全然えぐみがないです」
「さすが斉藤さんだなあ。葉っぱの部分は一番柔らかいかな。サラダでも全然OK」
これだけ味が違うんですね。
2人の意見だと斉藤さんが一番お勧めって感じですが、それぞれに特徴があります。
世間の小松菜なんて味は全然しないし、有機だって美味しくないのはいくらでもあります。
皆さん、レベル高い!
楽しい食べ比べ、でも、できればここに石井さんや柴本さん、あと群馬の丹羽さんの小松菜も加えたかったですねえ。
なお、言うまでもありませんが、全員完全無農薬です。
お客様はさすがに迷われているようでしたが、ポップのコメントより、生産者の名前で選んでいる感もあります。
フレスコのお客様もレベル高いです!
でも、生でバリバリと小松菜食べ過ぎました。
「私、口の中が小松菜なんですけど」
「俺も、胃の中も小松菜だらけだよ」
今度は炒めたりして食べたいと思います。
また加熱すると印象が変わるかもですね。