僕のバイクツーリング、ただ走るだけじゃなくて、常に新たな出会いを探し求めています。
(個人的にも仕事的にもですね)
先日の三陸ツーリング。
お土産探しついでに、とある商店に入りました。
観光の人向けのお土産屋かなって感じのこじんまりとしたお店。
でも中には商品がいっぱい。
おっ、タコがいっぱい。
試食ある、食べてみるか。
ん、美味い!
旨味があって味が濃い。
他の商品もそれぞれ試食が付いていて、どれも美味い!
しかも、原材料を見ると「これも、あれもだ」と添加物は使っていない。
なんだ、この店。
魚を切っていた従業員の方に「これ、美味いですね〜。タコもすごく美味しい。加工品も無添加なんですね」と声をかける。
「うちの社長の自慢です」
「いや〜、素晴らしい!」
これ、うちで扱いたいなあ、と直感。
ふと外を見ると「いらっしゃいませ!」と呼びかけする男性。
ん?もしかして…。
「あの、社長さんですか?」
「そうですが」
「実に素晴らしい品揃えですね。感激しました。どれも美味しかったです」
「一番いい時に全部買い付けするから。商品は300アイテムくらいあるかな」
「すごっ!全部ここで作ってるんですか?」
「他に工場があるからね」
丁寧に商品説明をしてくれました。
「タコ、美味しかったですよ」
「ここのタコはアワビを食べてるから美味いんだよ。これからは鮭だな」
「加工品も無添加で」
「燻製もちゃんと桜で燻してるし。添加物なんてダメでしょ。コンビニ弁当なんて、あんなの作っている人は絶対食べないよ」
「そうなんですよ。分かります。素材が良ければ添加物はいらないです」
「そう、だから一番旬の時のを使う。何でもそうだけど、終わりの頃なんて美味くないから」

「あちこちに卸してるんですか?スーパーとか?」
「そうだね、スーパーもそうだけど、これなんかはJR。新幹線の中で売ってるよ」「かなりの規模でされてるんですね」
「それほどでもないけど。でも、よく断るよ。ヨーカ堂なんて断ったし」
「そうなんですか…」ヨーカ堂断っちゃうんだ…、ちょっと無理っぽいかなあ…、と思いつつ。
「今日は個人的にツーリングなんですが(略)、実は埼玉で(略)、個人の小さな店なんですが(略)、卸してもらうことなんてできないですかね?」
「うーん、いいよ」
「本当ですか!あのタコもやりたいなあ。でも賞味期限短いですかね」「真空パックしてやるから、冷凍で売ればいいよ」
「嬉しい!」
「帰ったら改めて連絡します」と名刺交換して、とりあえず、お土産の候補に鮭の焼きほぐし。
「冷蔵かあ。明日帰るんですけど、無理ですよね。今日暑いし、バイクだし」
「一日くらい平気だよ。新聞紙でくるんでいけば」
「新聞紙、ですか…」(効果あるんだろうか…)
レジで「袋いりますか?」「袋いらないけど新聞紙で。さっき社長さんが…」「…」
全然、大丈夫でした。
店に戻り食べたら、これが美味い!
スタッフ二人も「これ美味しい♪ちゃんと鮭だよ」「鮭の味がしっかりしてます。塩加減も丁度いいです」とお墨付き。
しかも安いんです。
これ、やりたい。
ただ、取引とは相性みたいなもので、展示会で出会っても、店に営業に来てくれても、今回みたいな感じでも「いい出会い!」と印象が良くても、なぜか取引に至らない場合が多々あります。
なので「連絡くるといいね」と常に夢見る絹子、「あまり期待しない方がいいですよ」と常に冷静沈着なうっちー。
はい、届きましたパンフレットと見積書。
すごい品揃えです。
どれも魅力的♪
でも、とりあえずお土産で買ってきた鮭ほぐしから始めます。
少しずつ品揃えを増やせればいいなあと思っています。
鮭、近日中に入荷すると思います。
お楽しみに。