「もう食べました?星野さんなら興味あるかなと思って」
「ん?あるある!食べてみたい!」
問屋の営業さんがサンプル持ってきてくれました。
コオロギパウダー!
少し前に話題になった時に世間では結構ブーイングだったじゃないですか。
でも前提として誰も「食え」なんて一言も言ってないんですよ。
なのに「こんなもん食わせるな」とか。
嫌な人は食べなければいいだけの話なのに、何を勘違いしているのか。
いつもの事ですが、定かではないネットの情報だけであーだこーだ言う人が出てくる訳です。
まあ、ネットの口コミなんて常に疑い、そして依存し過ぎない方がよろしいかと。
自分の頭で考えましょ。
個人的には、試したかったんです、コオロギ。
だって、食べてもいないものを語れないじゃないですか。
食べ物だけじゃないですよね。
他人の話を真に受けて、自己完結なら別に構わないけど、それをあたかも真実のように語ったり押し付けたり批判したりって。
嫌なんですよね、そういうの、僕は。
経験に勝るものはないですから、僕は試してから考え、そして語りたい。
で、コオロギパウダー。
色は土っぽい。
そして香り。
うーん、コオロギの香りはしないかな、って言うかコオロギの匂い嗅いだことないから分からない。
何となくきな粉っぽい香り?
味ですが、わずかに香ばしく、ほんの少しだけ後味に苦味が残る程度の薄いきな粉って感じ。
言われなければ穀物とか豆類の粉かな。
何か料理に使ってみようと考えた結果、お好み焼きに。
加藤さんの米粉使用。
コオロギは米粉の3割程度。
普通に焼きます。
ソース、マヨネーズ。
青のり、いわしの削り節。
普通にお好み焼きです。
味ですが、すごく美味しい♪
コオロギ感はゼロです。
まあ、米粉との割合もあるだろうし、これだけしっかりした味付けや風味のあるお好み焼きなので当然かな。
シンプルなコオロギパンとかにしたら違うのかも?
ちなみに、本日出勤の絹子は「コオロギ、全然分からないね。お好み焼きがすごく美味しい!」と最初は遠慮がちだったけど、結局パクパク喜んで食べていました。
要は虫というイメージや気分的なものが大きいんでしょうね。
一度食べちゃえば大丈夫だったりするかも。
想像するに、初めて腐った大豆、つまり納豆を試した人もいるし、もっと大昔、初めてタコを捕まえ試した人もいるだろう。
きっと「そんなの食いもんじゃないだろ」「気持ち悪〜い」「食ったら死ぬぞ」とか散々言われていたと思う。
別にコオロギの肩を持つ訳じゃないけど、もしかして何十年も経つと、コオロギに対する認識も変わっているかもですね。
確かに、原材料の高騰で食料品の値段は上がっているし、温暖化の影響で農産物や魚類にも影響が出ている。
皆が食料に対して真剣に考えなくてはいけない時代であることは間違いない。
だけど、数年の内にコオロギを食べなくてはいけなくなるほどの食料危機になるとは思えない。
あるとすれば近くはないけど遠くはない将来?
パンフレットには、地球環境や食料資源、クリーンで衛生的、無農薬で無添加、等をアピールしていました。
とは言え、現状無理して食べなくてはいけないものでもないし、話題程度でいいと思います。
とりあえず食した感想で言えば、味的には全然OK、全く問題ないです。
元の姿形のままだと抵抗あるけど、パウダーなら個人的にはまあ許容範囲かな。
買ってまでは食べないけど。
どんなものか、それだけでも試せてよかった。
ちょっと楽しかったです。